中年鍼灸学生まつこ

43歳になって鍼灸学校に行くことにしたんだ。

【東洋医学講座】基礎の前半まとめ

どうも、まつこです。

あはき教科書の東洋医学概論でなくて、
東洋医学講座 第1巻 基礎編」のまつこ的まとめです。
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現代中医学じゃなくて、どっぷり昔の東洋医学の考え方を教えてくれる本。

 

 

 

天人同一

天=自然や自然現象

天と人は同一のもので成り立っている(同調)

人のリズムを知るには、自然の現象を知ることが必要という考え。

 

 

 

 

東洋の五術とは

命、相、卜(ぼく)、仙、医

陰陽の尺度により変化することから展開

 

 

 

陰陽の法則

陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となる

陰陽のバランスは絶えず変化する

陰陽の中に陰陽あり

陰陽の考え方で一番重要なのは「過程」である

過程=陰遁・陽遁(廻り)

 

太極図:陽遁→陽極→陰遁→陰極→また陽遁へと廻る

 

 

 

三才の法則

何事においても、適切な部位、場所、状態、量、質、時間がある
また、適切な陰陽間がある

  陰陽間 で色分ける

 

   : 場所、部位

   : 働き、動き、状態

中庸  不及 : 量、質、時間
読)ちゅうよう・か・ふきゅう
意)中庸=丁度いい

 

生 → 旺 :陽遁

旺 → 墓 :陰遁

の間には「休息・休養・疲労回復」がある

 

 

 

 

人体における三才

体幹部における、3ヶ所の分け方

上焦 : 横隔膜より上

中焦 : 横隔膜からヘソまで

下焦 : ヘソから下

 

関連する臓腑

上焦

:血をめぐらせる

:気をめぐらせる

※陽(エネルギー)

 

中焦

:変化・安定の意味、消化吸収

:物質(肉体)としての意味

 

下焦

:気(精)を蔵する(作り出す)

:血を蔵する(作り出す)

※陰(物質)

 

 

 

十二気の三才

地上における12種類の大気変化

 

十二支

子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥 

本来は12種類の大気作用を表している

※「子」は現代の暦で12月や12時(23時〜1時)を指す

 

木の十二支:寅、卯

火の十二支:巳、午

金の十二支:申、酉

水の十二支:亥、子

土の十二支:丑、辰、未、戌

土は、土用で生旺墓の「墓」

 

 

天文:21:00:生物の生死の分岐点

地門:9:00:繁殖能力の分岐点

鬼門:3:00:発生の分岐点

人門:15:00:成熟の分岐点

 

 

 

三陰三陽

東洋哲学としての意味で経絡のとは違う

 

陽遁の生 : 少陽(陽の微少)

陽遁の旺 : 陽明(陽の著明)

陽遁の墓 : 太陽(陽の極大)

 

陰遁の生 : 少陰(陰の微少)

陰遁の旺 : 厥陰(陰の著明)

陰遁の墓 : 太陰(陰の極大)

 

著明=非常にあきらかであるさま

 

 

 

 

五行の法則

木火金水=4つの変化を表現

土=変化を生じさせる場(時間)

 

 

木:陽遁

陽極の前

春や朝のように、温度上昇時

 

 

火:陽極

夏や昼のように、(良い状態の)最高温の状態

全開作用で陽遁の成熟作用、陰遁の消滅作用

 

 

金:陰遁

陰極の前に働き出す

温度下降、収れん作用、凝縮

陽遁の衰退作用、陰遁の生成発展作用

 

 

水:陰極

自然治癒能力

(良い状態の)最低温の状態

 

 

:2つの意味

1、働きとは別で、土台や物質としての意味

2、変化と安定。リズムとバランスを維持し、正常を保つ。

 

 

 

 

十干

甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸

こう、おつ、へい、てい、ぼ、き、こう、しん、じん、き

 

十干は太陽を元にして考えれた(陽)
干支は月をもとにしている(陰)

 

五行の中に陰陽あり

陰は臓で、陽は腑
臓が主で、腑が従

兄=陽、え
妹=陰、と

  

甲:胆
乙:肝

 

丙:小腸
丁:脾

 

戊:胃
己:脾臓

 

庚:大腸
辛:肺

 

壬:膀胱
癸:腎

 

 

 

なんか、昔の人ってすごいね。