【東洋医学講座】基礎の前半まとめ
どうも、まつこです。
あはき教科書の東洋医学概論でなくて、
「東洋医学講座 第1巻 基礎編」のまつこ的まとめです。
※アマゾンで買える
現代中医学じゃなくて、どっぷり昔の東洋医学の考え方を教えてくれる本。
天人同一
天=自然や自然現象
天と人は同一のもので成り立っている(同調)
人のリズムを知るには、自然の現象を知ることが必要という考え。
東洋の五術とは
「命、相、卜(ぼく)、仙、医」
陰陽の尺度により変化することから展開
陰陽の法則
陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となる
陰陽のバランスは絶えず変化する
陰陽の中に陰陽あり
陰陽の考え方で一番重要なのは「過程」である
過程=陰遁・陽遁(廻り)
太極図:陽遁→陽極→陰遁→陰極→また陽遁へと廻る
三才の法則
何事においても、適切な部位、場所、状態、量、質、時間がある
また、適切な陰陽間がある
陽 陰 陰陽間 で色分ける
天 地 人 : 場所、部位
生 旺 墓 : 働き、動き、状態
中庸 過 不及 : 量、質、時間
読)ちゅうよう・か・ふきゅう
意)中庸=丁度いい
生 → 旺 :陽遁
旺 → 墓 :陰遁
墓と生の間には「休息・休養・疲労回復」がある
人体における三才
体幹部における、3ヶ所の分け方
上焦 : 横隔膜より上
中焦 : 横隔膜からヘソまで
下焦 : ヘソから下
関連する臓腑
上焦
心:血をめぐらせる
肺:気をめぐらせる
※陽(エネルギー)
中焦
脾:変化・安定の意味、消化吸収
胃:物質(肉体)としての意味
下焦
腎:気(精)を蔵する(作り出す)
肝:血を蔵する(作り出す)
※陰(物質)
十二気の三才
地上における12種類の大気変化
十二支
子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥
本来は12種類の大気作用を表している
※「子」は現代の暦で12月や12時(23時〜1時)を指す
木の十二支:寅、卯
火の十二支:巳、午
金の十二支:申、酉
水の十二支:亥、子
土の十二支:丑、辰、未、戌
土は、土用で生旺墓の「墓」
天文:21:00:生物の生死の分岐点
地門:9:00:繁殖能力の分岐点
鬼門:3:00:発生の分岐点
人門:15:00:成熟の分岐点
三陰三陽
東洋哲学としての意味で経絡のとは違う
陽遁の生 : 少陽(陽の微少)
陽遁の旺 : 陽明(陽の著明)
陽遁の墓 : 太陽(陽の極大)
陰遁の生 : 少陰(陰の微少)
陰遁の旺 : 厥陰(陰の著明)
陰遁の墓 : 太陰(陰の極大)
著明=非常にあきらかであるさま
五行の法則
木火金水=4つの変化を表現
土=変化を生じさせる場(時間)
木:陽遁
肝
陽極の前
春や朝のように、温度上昇時
火:陽極
心
夏や昼のように、(良い状態の)最高温の状態
全開作用で陽遁の成熟作用、陰遁の消滅作用
金:陰遁
肺
陰極の前に働き出す
温度下降、収れん作用、凝縮
陽遁の衰退作用、陰遁の生成発展作用
水:陰極
腎
自然治癒能力
(良い状態の)最低温の状態
土:2つの意味
1、働きとは別で、土台や物質としての意味
2、変化と安定。リズムとバランスを維持し、正常を保つ。
十干
甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸
こう、おつ、へい、てい、ぼ、き、こう、しん、じん、き
十干は太陽を元にして考えれた(陽)
干支は月をもとにしている(陰)
五行の中に陰陽あり
陰は臓で、陽は腑
臓が主で、腑が従
兄=陽、え
妹=陰、と
木
甲:胆
乙:肝
火
丙:小腸
丁:脾
土
戊:胃
己:脾臓
金
庚:大腸
辛:肺
水
壬:膀胱
癸:腎
なんか、昔の人ってすごいね。